Chanter 歌謡祭 2022 〜偏ったチョイスの楽曲で今年を総括

2022年も残すところ5日となりましたが、
皆様におかれましては、年末進行の真っ只中でございましょうか。

こんにちは、Chanterライターの四案亭 寅九(しやんてい とらく)でございます。

いろんなことが起こりまくった2022年を
YouTube内に転がっている音楽動画などから振り返ってみようという
とてもありがちな企画
「第1回 Chanter歌謡祭2022」開幕です。

オープニングアクト

「新時代」ウタ

2022年国内映画興行収入1位は間違いないヒット作
「ONE PIECE FILM RED」の主題歌。

アニメの登場人物として、
これだけ楽曲がヒットした例があったでしょうか?

「“リン・ミンメイ”がいたぞ!」とおっしゃるあなた。
ようこそ、ここへ。
あなた世代に向けたネタで ここから先もお送りしますよ。

主題歌部門

「ミックスナッツ」Official髭男dism

2022年、空前の大ヒットとなったTVアニメ
「SPY × FAMILY」第1シーズンのOP曲。
開始直後から面白いと思って見始めたのですが、
ここまでの大ブームになるとは思いませんでしたな。

これから育つ幼児に
「ちち、はは」と呼ぶように躾ける親が続出するに違いない。

「罪と罰とアングラ」松岡充

特撮ファンなら涙モノ
あの「仮面ライダーダブル」がアニメで令和に蘇る!
主題歌はダブルの好敵手・エターナルを演じた松岡充が担当し、
楽曲プロデュースは“おやっさん”ことスカルを演じた吉川晃司が担当。
もうこれだけで合格です。

そして楽曲も、流行に媚びないジャジーなポップス。
早く2ndシーズンを放送してほしい。

スポーツ部門

「きつねダンス」ファイターズガールズ

ペナントレースではパ・リーグ最下位に沈んだファイターズですが、
野球以外のパフォーマンスでは ダントツの1位でございました。

他のスタジアムでは、
だいたい脇役に甘んじることが多いチアーの皆さんですが、
札幌では、選手より観客のハートを鷲掴み。
夏場は毎日のようにYouTubeで観ておりました。

来季から新球場に移るファイターズ。
バックネットが規定より近いそうですが、
できれば、“きつね”も間近で観たいものです。

はしやすめ

夢グループ 一連のCM

何気なくTVを観ていると、突然始まるCM。
地デジが浸透して久しいが、
アナログ放送が復活したのかと空目してしまうような、
なんかザラついた画質の中で展開されるのは、
まるで“社長&愛人”のピロートーク。

「やっす!安ぅ〜い!」と“愛人”が入れる吐息混じりの合いの手
視聴者は思わず電話を手に取ってしまう…のでしょうか?

※この女性は、社長の愛人ではなく、
 「夢グループ」所属歌手の保科有里さんです。

「この、小悪魔めっ!」部門

「LOVE'S ON FIRE」山下達郎

昔から山下達郎のPVには、“小悪魔”っぽいガールがよく登場します。
ブレイク前のさとう珠緒が代表的ですが、
今年、久しぶりにリリースされた
達郎のアルバムに収録されているこの楽曲PVでも
もう“小悪魔感”満載のおねえさんが登場。

気まぐれに行ったクラブで、こんな女子に遭遇したら、
そりゃ少年はクルクル回っちゃいますよ。
河合優実さん。 来年はぜったい来るな。

「わたしの好きな言葉です…」部門

「M八七」米津玄師

今年公開された庵野秀明監督「シン・ウルトラマン」。
最新の映像技術と、「シン」作品の特徴であるリアリティの追求で、
また新たな娯楽作品としての魅力を表現しました。

見どころはやっぱり…
巨大化した長澤まさみ、わたしの好きなシーンです

レジェンド大集合部門

「時代遅れのRock'n'Roll Band」
桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎

もうこれは「令和の『We are the world』だ」と言いたい。
各ジャンルで今や大御所となった
1955年生まれの“同級生”が集い、 平和・反戦を歌う様に
昭和から平成にかけて思春期を過ごした世代は
涙なしには語れないでしょう。

だって、桑田と元春が同じステージで一緒に歌ってるのよ?
その横に世良がいて、Charがいて、
さらに新御三家・野口五郎が居るという…。

もう少し世間がざわついても良かったように思ったり…。

はしやすめ その2

今田美桜のCM

今年の上半期、大手のCMに何本も出ていた今田美桜。
彼女の主演ドラマの放送中は、
幕間に入るCMが全部本人出演という事態もありました。
まさにCMクイーン。

芦田愛菜のCM

一方、年間通じてCM出まくりの芦田愛菜。
もはや“天才子役”の肩書は捨て去り、
優等生的な役割はほぼ独り占め状態。

やしろ優の仕事がどうなっていくかも気になるところですが、
来年以降も大活躍されることでしょうね。

「わざわざ国会で宣伝したのに、誰も曲を聴いてないよね?」部門

「カサブランカ浪漫」中条きよし

11月の参議院での国会質疑において、
質問の最後に自身の新曲およびディナーショーの宣伝をしたとして
ワイドショーを中心に叩かれた中条きよし議員。

しかし、誰もその曲、聴いてないと思うんですよね。
宣伝効果もあったもんじゃない。
てな訳で、ここで紹介しておきます。

人生の円熟期を迎える男の心情を歌った名曲かもしれません。
知らんけど。

「今年の日本一、ヤクルトとちゃいますからね!」部門

「SKY」
オリックスバファローズ球団応援歌

みなさんお忘れかもしれませんが、
今年のプロ野球、日本一はヤクルトじゃありませんよ!
“村神様”はすごかったけど、
最後、日本一に輝いたのはオリックスバファローズなのです。

なかなか投打が噛み合わず苦労したシーズンでしたが、
シーズン最終戦で首位のホークスを紙一重で退けた逆転優勝は
もっと褒められても良いんですよ。

主砲が抜ける来季、どうなることやら。
新戦力にも期待。

フィナーレ 〜さよならするのはつらいけど〜

炎のファイター

先日、アントニオ猪木さんが亡くなりました。
彼は最後の最後まで病気と戦うファイターであり続け、
その様に心打たれた人も少なくなかったことでしょう。

そして今年、亡くなった方といえば、 やはり安倍晋三元首相。
彼もまた、悪意あるメディアと戦い続けた政治家だったのではと思います。
自国の元首相がテロに倒れたというのに
その犯人に同情し、事件を覆い隠すような報道の連続に
戦慄さえ覚える今日この頃。

安倍さんもアントンも、立場の違いはありますが、
「外交」で手腕を発揮した方々でした。
そこには、為すべきことを粛々と進める「信念」を感じさせたものです。

これからの日本に、そんな政治家がまた現れるのか。
祈るしかない現状に、虚無感だけが募ります。

偉大な男たちに、鎮魂の叫びを。
こんな感じで、2022年をYouTube動画で振り返ってみました。
今年もいろいろありましたね。
どちらかといえば暗い話題が多い一年でしたが、
プロ野球やサッカーW杯など、ワクワクするシーンもあったり。

来年も、そんなドキドキ・ワクワクを公私共々探していければと思います。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください!